津川のタブノキ

高梁市津川町駿河。
国道313号線沿いにあり,
昔は道の真ん中にあって,
それをはさんで車が走っていたような気がする・・・。

現在は,本道からはずれていて,ちょっとした休憩所になっている。木の元には,テーブルやイスもおいてある。

下に入って見上げれば,
この木の堂々とした姿がよくわかる。
四方八方にのばされた枝はのびのびとして力強い。

毎日この道を通勤している私にとっては
この光景は当たり前のものである。
山が左から(東側から)迫っているので
太陽が当たらず,
冬の朝はこの道は凍みていて
最大の難所になっている。
木の下にある看板から・・・

タブノキはクスノキ科の常緑広葉樹で,
温かい地方に多く,県下では備中中部以南に自生しています。
このタブノキは県内の北限に近いものとして重要です。
根本におかれている石塔は,
江戸時代末期に疫病が流行した際に,
塞の神をまつったとされており,
この木が住民の信仰の対象になっていたことを偲ばせます。

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